土地と価格と間隔の感覚
時代は都市に人が流れている。田舎から都市へ。狭く、高く、窮屈な都会の魅力はなんだろう。広く、安く、広すぎる田舎にいると何かを失うのだろうか。
変化は可逆性がある方へ流れる。一度田舎に住むと都会のペースに戻ることは大変だ。そのギャップは大きく、そこから置いていかれる恐怖が付きまとう。一方都会にいると、いつでも田舎に行くことはできるように感じる。
ポートランドは田舎に出来た都会で、ダウンタウンの賃料は東京と同じくらいだ。近くに大都市シアトルがあり、車で1時間もしないところに自然がある。そして多くの企業が支社を持ち、働くにも困らない。
都市と自然との距離と、田舎にいておいていかれ不安。自分が住んでいる場所への、誇りとオリジナリティを保てるこの場所は、お金さえあればとても丁度いい。